ヤンキーの生態〜彼らは何を求めているのか〜
ヤンキー、不良、ギャング、マフィア。
見るからに厳(いか)つそう輩たち。
全世界を見ても、ヤンキー的な風貌や行動をする者は一定数存在する。
特に海外は日本に比べてヤンキーは多いそうだ。
ヤンキーは何を求めているか。
ハマの狂犬と呼ばれた元不良で俳優の黒石高大氏はこう言っている。
「怖がられたかった」
怖がられると生きやすいらしい。
道を開けてくれる、気を使ってくれるなど、生きやすくなるらしい。
黒石氏はヤンキー仲間に一目置かれるために大声を出していたらしい。
大声で威嚇して相手を萎縮させる。
この喧嘩方法で50人近くの不良を束ねるリーダー格へと成長したそうだ。
海外に目を向けると、もっとスケールのでかいヤンキーが存在する。
それはチカーノ・ギャングだ。
チカーノ・ギャングはメキシコ系アメリカ人で構成されているギャングだ。
彼らの特徴は殺人も厭わない凶暴性と強烈な仲間愛だ。
仲間の一人がヤられたと聞けば、仲間一丸となって報復にいく。
もちろん、殺人も厭わないメンバーも多数在籍している。
ヤンキーの聖地と言えば刑務所だ。
極悪と名高いアメリカの刑務所には様々な人種の輩たちがいて、
人種ごとに派閥が形成されている。
黒人は黒人で集まり、白人は白人で集まり、アジア系はアジア系で集まるといった感じだ。
黒人はムキムキでガタイの良いものが多い。
白人は特権を握っていて、刑務所を牛耳るやつが多い。
アジア系はガタイがあまり良くないやつが多い上に自己主張に乏しいため、舐められやすいらしい。
アジア系の中でも中国人系は数で戦ってせこい戦法を使うことが多いらしい。
刑務所内では同じもの同士で結束して戦う。
ヤンキーは喧嘩せずにはいられない生き物なのかもしれない。
ヤンキー同士の喧嘩は些細な事がきっかけだという。
アメリカの刑務所では、自分の目の前に腕を伸ばしたという理由だけで殺されることもあるという。
ヤンキーは強がりたい、怖がられたい生き物だ。
プライドが高くて、反骨精神が旺盛だ。
常に自分が優位でないと気が済まないようなやつも多くいる。
ヤンキーの中でも上下関係はもちろんある。
強いヤンキーと弱いヤンキーが存在するわけだ。
ヤンキー界隈で成り上がるやつの特徴は頭が良いことらしい。
腕っ節の強さももちろん大切だが、過激なヤンキー界隈ではあまり目立ちすぎると命を落とす。
そのため、老獪(ろうかい)とも言えるような頭脳が求められる。
ヤンキーだからと言ってバカじゃやっていけないんだ。
ヤンキーはドン・キホーテに溜まりがちだ。
ヤンキーはタバコを吸いがちだ。
ヤンキーは威嚇が大好きで、厳ついものを好む。
ヤンキーは騒ぐのが好きで、派手なものを好む。
俺は海外のギャング、特にアメリカのギャングやチカーノ・ギャングが大好きだ。
ゴリゴリのガタイに強烈な闘争心を兼ね備えた猛者が多い。
単刀直入に言って、かっこいい。
良いか悪いかは置いておいて。
ヤンキーから学べることは多々あるだろう。
喧嘩を恐れない度胸や過激な世界を生き抜く知恵など。
ああ、ヤンキーや。
ヤンキー。
皆の心の中にいるヤンキーを解放しよう。
そして暴れ散らせ。
そうすれば、未だかつて見たことがない景色を見ることができるだろう。